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女子学徒隊の壮絶な体験 広経大生 沖縄戦の証言紹介

 沖縄の元女子学徒隊員の証言活動を紹介する展示会が1日、広島市中区基町の紀伊国屋書店広島店で始まった=写真。28日まで。無料。

 地上戦で負傷した人の看護に当たった、ひめゆり学徒隊や白梅学徒隊などの元隊員12人が、手当てをした壕(ごう)の前や山中で証言する様子を撮影した写真41点を展示。体験記も並べている。

 広島経済大(安佐南区)の岡本貞雄教授(宗教学)のゼミ生たちが企画した。学生は2007年から毎年沖縄を訪問。負傷者を収容した壕や小屋跡などを徒歩で巡り、元隊員の話を記録している。

 20、21の両日、午後2時から岡本教授と学生のトークイベントもある。4年砂田崇之さん(21)は「麻酔なしで手術するなど極限状態の話を聞き、衝撃を受けた。沖縄戦を知ってもらう機会になれば」と話していた。(加茂孝之)

(2015年6月2日朝刊掲載)

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