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中電株主の会が原発撤退提案へ

 原発に反対する中国電力の株主でつくる市民団体「脱原発へ!中電株主行動の会」は3日、中電が25日に開く株主総会で、原発からの撤退を求める議案を株主提案すると発表した。

 議案は、原発は多額な費用が必要として、撤退することを定款の前文に盛り込むよう求めている。同会は「電力業界は競争時代になる。廃棄物の処理などやっかいな問題を抱える原発は不要」と主張している。

 他に、原子力部門の清算、再生可能エネルギーの販路拡大事業など4議案を提案する。計5議案には、合わせて7万9400株を持つ株主87人が賛同しているという。

 中電の発行済み株式は約3億7100万株。中電は4日発送する株主の招集通知で5議案に反対意見を付ける。

(2015年6月4日朝刊掲載)

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