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入院患者に贈る幸福のスズラン 原爆病院で全日空 広島市中区

 全日本空輸の客室乗務員で、広島市西区出身の森岡綾さん(25)が3日、中区の広島赤十字・原爆病院に、スズランの香りがするしおり300枚と、鉢植え3鉢を届けた。

 同社は1956年から全国各地の病院に「幸せ」の花言葉を持つスズランを贈っている。60回目のことしは、しおりに同社所属のフィギュアスケーター羽生結弦選手のメッセージも記した。

 森岡さんたち同社の4人が、被爆者たち入院患者15人に会い、手渡した=写真。先月から入院している山内豊美さん(89)=西区=は「うれしい。病室に飾ろうと思う」と喜んだ。(高本友子)

(2015年6月4日朝刊掲載)

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