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点検不備問題 再発防止誓う 島根原発で中電

 中国電力は3日、島根原子力発電所(松江市鹿島町)の点検不備問題を受けて設けた「原子力安全文化の日」の記念行事を同原発で開いた。

 原発近くの島根原子力館で、中電の苅田知英社長たち8人が問題の風化を防ぐため設けたモニュメント「誓いの鐘」を鳴らし、再発防止を誓った。

 続いて、原発敷地内で苅田社長が「問題後の取り組みは一定の評価を受けたと思うが、慢心せず安全対策に取り組もう」と協力会社を含む約640人に呼び掛けた。

 島根原発では2010年3月、1、2号機で多数の機器の点検不備が判明した。中電は同6月3日に、再発防止対策を盛り込んだ最終報告書を国に提出した。この日を「原子力安全文化の日」に定めた。(秋吉正哉)

(2015年6月4日朝刊掲載)

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