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地域の戦没者しのぶ 三次 遺族会が慰霊碑巡り

 三次市遺族会連合会三次支部の会員たちが3日、旧三次市内の戦没者慰霊碑を巡り、地域の犠牲者をしのび、平和を願った。

 旧市内の24人がバスに乗り、学校や寺社の一角に立つ計10カ所の慰霊碑を巡った。碑前では一人一人、線香を供えて静かに手を合わせ、それぞれの地元の会員が互いに碑のいわれなどを説いていた。

 市遺族会によると、市内には旧郡部も含め、民間の慰霊碑が少なくとも23カ所ある。同支部はほぼ毎年、会員で碑巡りを続けているという。本崎克治支部長(72)=四拾貫町=は「戦後70年がたち、参加者はだいぶ減った。碑の管理をどうしていくか悩みもあるが、遺族の慰霊の気持ちは変わらない」と話していた。(松本大典)

(2015年6月4日朝刊掲載)

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