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育て 福島のヒマワリ 光の島田中 「震災忘れぬ」花壇に種

 山口県光市中島田の島田中の生徒が5日、東日本大震災で被災した福島県を応援しようと、ヒマワリの種を校内の花壇に植えた。

 島田中は、福島から届けられた種を全国各地で育て、実った種で福島に花を咲かせる「福島ひまわり里親プロジェクト」に賛同。2013年から取り組んでいる。

 この日、主催するNPO法人「チームふくしま」から取り寄せた種を、全校生徒約410人が校舎南側の通学路に面した花壇に1人2粒ずつ植えた。「震災を忘れない」などと書いたメッセージカードも差し込んだ。夏には校舎前が黄色の大輪に彩られる。

 島田中の呼び掛けに応じた市内の小学校や公民館など10カ所でも取り組む。採取した種は島田中に集め、11月ごろ同法人へ送る。3年守田虎太郎君(14)は「花をしっかり育て、復興のために何ができるか考えたい」と話した。(松尾直明)

(2015年6月6日朝刊掲載)

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