二胡 平和願う音色 広島で姜さんコンサート 平山さん絵画 題材の曲も
15年6月8日
広島市を拠点に活動する二胡（にこ）奏者、姜暁艶（ジャンショウイェン）さんのコンサートが６日、中区の広島県民文化センターであった。哀愁を帯びた独特の音色で、満席の５３０人を魅了した。
「平山郁夫画伯のシルクロードを偲（しの）んで」と題し、姜さんと交流のあった故平山さんの絵画を舞台に投影しながら「月の砂漠」や「月光下のラクダ」を伸びやかに響かせた。原爆をモチーフに平山さんが描いた「広島生変図」に、宇崎竜童さんが作曲した「ボレロ ヒロシマ」も演奏。平和への願いを乗せた。
ピアノやドラム、バンドネオンとも共演し、「川の流れのように」や二胡の名曲「江河水」など幅広く奏でた。大竹市の主婦圓美奈子さん（７１）は「姜さんの二胡には力強さがある」と話していた。中国新聞社などの主催。（余村泰樹）
（２０１５年６月７日朝刊掲載）
「平山郁夫画伯のシルクロードを偲（しの）んで」と題し、姜さんと交流のあった故平山さんの絵画を舞台に投影しながら「月の砂漠」や「月光下のラクダ」を伸びやかに響かせた。原爆をモチーフに平山さんが描いた「広島生変図」に、宇崎竜童さんが作曲した「ボレロ ヒロシマ」も演奏。平和への願いを乗せた。
ピアノやドラム、バンドネオンとも共演し、「川の流れのように」や二胡の名曲「江河水」など幅広く奏でた。大竹市の主婦圓美奈子さん（７１）は「姜さんの二胡には力強さがある」と話していた。中国新聞社などの主催。（余村泰樹）
（２０１５年６月７日朝刊掲載）
