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被爆地訪問機会を検討 岸田外相 志摩サミットで首脳に

 岸田文雄外相(広島1区)は7日、三重県志摩市での開催が決まったサミットの期間中に「世界の政治リーダーに被爆地を訪れてもらいたい」と述べ、広島、長崎両市を訪問する機会づくりを検討する意向を示した。

 この日、広島市中区であった自民党広島県連の大会後に取材に応じた。岸田外相は、関連の関係閣僚会合の開催地については「サミットの全体像を確認した上で決定される。個別の都市について言うのは控える」とした上で、「この機会に世界の要人に被爆地を訪問してもらうのは有意義だ」と話した。

 県連大会には会長の岸田氏ら国会議員、県議、約150の党地域・職域支部の役員たち約700人が出席。来年夏の参院選広島選挙区(改選数2)に向けて、一丸となって取り組むことを申し合わせた大会アピールを全会一致で決議した。党員の増加や、地方創生の実現に向けた積極的な活動の展開など、重点4項目を掲げた活動方針も採択した。(有岡英俊)

(2015年6月8日朝刊掲載)

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