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広島で8月「国際平和未来会議」 参加学生ら 心構え学ぶ

 広島と海外の若者が平和について議論する8月の「青少年国際平和未来会議ヒロシマ2015」に向けた研修会が7日、広島市中区で始まった。参加を予定する市内の高校生や大学生21人のうち18人が、会議での心構えを学んだ。

 初日は、未来会議の実行委員長を務める井内康輝広島大名誉教授が「平和のために何が大切か考え、各国の若者と対等に話せるようになってほしい」と激励。参加者は自己紹介の後、過去2回会議に参加した安田女子大3年賀岡麻美さん(20)の体験談を聞いた。8月まで計6回の研修を予定している。

 未来会議は2005年から毎年、広島と海外の姉妹・友好都市で交互に開催。ことしは8月4~14日に広島である。広島の21人のほか、ドイツ・ハノーバー市など20都市から訪れる約60人が平和記念式典への参加やグループ討議などの成果を宣言文「ヒロシマアピール」にまとめる。

 舟入高1年尾瀬朱花さん(15)は「他国の人の価値観を尊重しながら自分の意見も主張し、平和を実現するための方法を探りたい」と意気込んでいた。(加茂孝之)

(2015年6月8日朝刊掲載)

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