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広島で閣僚会合を サミット 知事が国会議員に要望

 広島県の湯崎英彦知事は10日、都内で県選出国会議員たちと懇談し、2016年に三重県志摩市で開かれる主要国首脳会議(サミット)に関連した閣僚会合が広島市で開催されるよう支援を求めた。

 湯崎知事は、国の16年度予算編成に向けた県の施策提案に関する説明会であいさつ。広島市がサミット開催地から漏れたことに「残念だが、この機会に主要国の政治指導者に被爆の実相に触れてほしい」と述べ、各国首脳が来日時、被爆地を訪問するよう働き掛けを強める意向を示した。

 その上で「ぜひ主要な閣僚会合を広島で開催していただきたい」と強調した。

 安倍晋三首相は、広島市をはじめ、サミット開催地に立候補しながら選ばれなかった7地域などから、関連の外相会合や財務相会合などの開催地を選ぶ考えを示している。

 一方、湯崎知事や県幹部はこの日、地方創生や災害に強いまちづくりなど8分野の施策提案書を関係省庁や自民、公明両党に提出した。(城戸収)

(2015年6月11日朝刊掲載)

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