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広電支えた女学生の奮闘 24~26日 広島で音楽劇

 戦時中、広島電鉄の車掌や運転士を務めた女学生を描く劇団往来(大阪)の音楽劇「チンチン電車と女学生」が24~26日、広島市中区のJMSアステールプラザである。

 映画「アナと雪の女王」の劇中歌の日本語訳で注目を集めた高橋知伽江(ちかえ)が脚本を手掛けた、同劇団の代表作。空腹、恋人や家族との別れ…。厳しい現実に直面しながらも、運行を守ろうと奮闘した少女たちの姿を、歌やダンスを交えてみずみずしくよみがえらせる。

 2010年に大阪文化祭賞の奨励賞を受賞し、広島公演は12年以来。劇団は「当時の市民の生活や思いに迫りたい」と意気込む。

 24~26日午後6時半と26日午後1時開演。5千円(前売り4千円)、高校生以下3千円(2500円)。劇団往来制作部Tel06(6945)4653。(余村泰樹)

(2015年6月13日朝刊掲載)

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