核廃絶願う交響曲 CDに 作曲・佐村河内さん 市長へ贈る
11年7月22日
■記者 野田華奈子
広島市佐伯区出身の作曲家で被爆2世の佐村河内(さむらごうち)守さん(47)=横浜市=が核兵器廃絶を願って作曲した「交響曲第1番 HIROSHIMA」のCDが完成した。21日、市役所に松井一実市長を訪ね、CDを贈った。
映画や人気ゲームソフトの音楽を手掛ける佐村河内さんは、35歳で聴覚を失った後も精力的に作曲を続ける。交響曲第1番は2003年秋に完成。両親の被爆体験などを基に、原爆の悲惨さや核兵器廃絶への祈りを81分で表現した。
08年9月に広島市であった主要国(G8)下院議長会議(議長サミット)の記念コンサートで初披露。昨年4月に音楽プロデューサーが演奏を聴いたのがきっかけでCD化が決定、日本コロムビアが20日に全国発売した。
佐村河内さんは「広島のため、精いっぱい作り上げた」。松井市長は「素晴らしい音楽を作っておられる。心して聞かせていただきたい」と喜んでいた。
(2011年7月22日朝刊掲載)
広島市佐伯区出身の作曲家で被爆2世の佐村河内(さむらごうち)守さん(47)=横浜市=が核兵器廃絶を願って作曲した「交響曲第1番 HIROSHIMA」のCDが完成した。21日、市役所に松井一実市長を訪ね、CDを贈った。
映画や人気ゲームソフトの音楽を手掛ける佐村河内さんは、35歳で聴覚を失った後も精力的に作曲を続ける。交響曲第1番は2003年秋に完成。両親の被爆体験などを基に、原爆の悲惨さや核兵器廃絶への祈りを81分で表現した。
08年9月に広島市であった主要国(G8)下院議長会議(議長サミット)の記念コンサートで初披露。昨年4月に音楽プロデューサーが演奏を聴いたのがきっかけでCD化が決定、日本コロムビアが20日に全国発売した。
佐村河内さんは「広島のため、精いっぱい作り上げた」。松井市長は「素晴らしい音楽を作っておられる。心して聞かせていただきたい」と喜んでいた。
(2011年7月22日朝刊掲載)