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「平和伝える」小6の誓い 8・6代表2人決まる 広島で「ピースサミット」作文発表

 広島市内の児童が平和への思いを発表する「こどもピースサミット2015」(市教委主催)が13日、広島市南区の区民文化センターであった。8月6日の平和記念式典で「平和への誓い」を読む大賞2人が決まった。

 市内の小学6年1万800人が寄せた作文の中から、事前の審査で選ばれた20人が発表。集まった約400人を前に、平和への願いや戦争の悲惨さを訴えた。

 大賞は矢野南小の細川友花さん(11)=安芸区=と白島小の桑原悠露(ゆうろ)君(11)=中区。細川さんはルワンダ人から聞いた内戦の体験談を紹介。「いろんな国や世代の人と交流し、平和の大切さを伝えるのが私たちの役目」と説いた。

 桑原君は、核保有国の為政者やテロ組織の首謀者に、核の恐ろしさや攻撃の影響を「考えてほしい」と主張。「家族や友達を大切にする気持ちを持ち続けることが平和につながる」と唱えた。

 発表した児童20人は27日に集まり、「平和への誓い」の文案をまとめる。(中間卓也)

(2015年6月14日朝刊掲載)

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