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震災被災者の県内定住支援 ネットワーク結成 山口

 東日本大震災、福島第1原発事故の被災者や、都市住民の山口県内への移住を支援するため、市民団体などが「おいでませ山口♪定住支援ネットワーク」を結成し、13日に山口市の小郡ふれあいセンターで総会を開いた。

 ネットワークには東日本大震災で移住した避難者でつくる県避難移住者の会や、夏休みに福島県内の子どもを山口市に招いている「福島~山口いのちの会」など5団体と個人が参加する。

 総会で、事務局を務めるいのちの会代表の安藤公門さん(68)は「移住者が増えれば人口減少対策にもつながる。県内に多くの人を呼び込む取り組みを進めたい」と呼び掛けた。情報交換や受け入れ経験の共有を進め、相談窓口の設置や住居の紹介、就業支援などの態勢を整える。

 安藤さんは「移住したくても家庭や経済的な事情でとどまっている人も多い。移住先として山口をアピールしたい」と話している。(宮野史康)

(2015年6月14日朝刊掲載)

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