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祈りの日前に平和の池清掃 小学生ら参加

■記者 木原由維

 原爆の日を前に広島市中区の平和記念公園で23日、市民ボランティアが「平和の池」を清掃した。「平和の灯奉賛会」(藤田一憲会長)が呼び掛けた。

 小学生から大人まで約70人が参加。縦70メートル、横17メートルの池の水約350トンを抜き、約1時間半をかけ、底をブラシでこすってコケなどの汚れを落とした。市消防局員がホースで放水し完了した。

 原爆死没者への慰霊の思いを新たにするため、1964年から毎年実施している。初めて参加した西区の会社員黒川佳祐さん(23)は「きれいになって気持ちいい。平和を願いながら掃除しました」と汗を拭っていた。

(2011年7月24日朝刊掲載)

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