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　米海兵隊岩国基地のある岩国市に５月２１日、米軍機とみられる航空機騒音の苦情がことし最多の１２５件寄せられた事態を受け、市民団体「ピースリンク広島・呉・岩国」は１６日、中国四国防衛局に対し、米軍へ抗議し、再発防止を申し入れるよう要請した。

　メンバー１１人が防衛局を訪れ、担当者に要請書を手渡した。防衛局は「訓練地域への影響を最小限とするよう米軍に働き掛けたい」と回答した。要請ではこのほか、５月１８日に米ハワイ州で着陸に失敗した米海兵隊の垂直離着陸輸送機ＭＶ２２オスプレイの飛行中止なども求めた。

　米海兵隊は２０１７年に最新鋭ステルス戦闘機Ｆ３５Ｂを岩国に配備する計画を示している。これに関する質問に対し、防衛局は「どこに、いつ配備するというのは日米で協議中と聞いている」とした。

（２０１５年６月１７日朝刊掲載）