平和番組 ネットで公開 広テレが11本 被爆70年に合わせ
15年6月17日
広島テレビは、1960年代から制作した原爆・平和関連の番組11本をインターネットで公開する取り組みを始めた。
被爆70年に合わせて同社は4月末から5月下旬にかけて、20本を未明の時間帯に放送。このうち11本を同社のホームページで来年3月末まで公開している。
同社は62年の開局以来、111本の原爆・平和関連のドキュメンタリーを制作。学徒動員中に1年生が全員亡くなった旧制広島二中(現観音高)の生徒の遺族の手記を紹介した「碑(いしぶみ)」(69年)が芸術祭優秀賞を受賞するなど、被爆の記憶をつなぐ内容が高い評価を得ている。
今春の放送も、5月13日の「女たちのヒロシマ 私たちの声が聞えますか!?」(95年)が、未明の時間帯では異例の3・5%の視聴率を記録するなど好評だった。このため、原爆投下から70年となる8月6日を挟む4~15日に、20本を一挙再放送する。(石川昌義)
(2015年6月17日朝刊掲載)
被爆70年に合わせて同社は4月末から5月下旬にかけて、20本を未明の時間帯に放送。このうち11本を同社のホームページで来年3月末まで公開している。
同社は62年の開局以来、111本の原爆・平和関連のドキュメンタリーを制作。学徒動員中に1年生が全員亡くなった旧制広島二中(現観音高)の生徒の遺族の手記を紹介した「碑(いしぶみ)」(69年)が芸術祭優秀賞を受賞するなど、被爆の記憶をつなぐ内容が高い評価を得ている。
今春の放送も、5月13日の「女たちのヒロシマ 私たちの声が聞えますか!?」(95年)が、未明の時間帯では異例の3・5%の視聴率を記録するなど好評だった。このため、原爆投下から70年となる8月6日を挟む4~15日に、20本を一挙再放送する。(石川昌義)
(2015年6月17日朝刊掲載)