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広島市に収益740万円寄付 フェドセーエフ氏広島公演

 ロシアの世界的指揮者ウラディーミル・フェドセーエフ氏(82)が指揮した「広島平和チャリティーコンサート」の実行委員会が16日、広島市に収益約740万円を寄付した。

 5月27日の演奏会には1600人が来場。150社の協賛金で運営費をほぼ賄い、会場のたる募金でも38万円が集まった。この日は、巣守佳之実行委員長(47)が市役所を訪れ、原爆関連施設の運営と土砂災害の復興のために、それぞれ370万円の目録を松井一実市長に手渡した。

 巣守実行委員長は「過去に大きな悲しみを経験した広島に演奏をささげたいというマエストロの気持ちに多くの人が共感し、実現した。平和への思いが詰まった収益を役立ててもらえればうれしい」と語った。(余村泰樹)

(2015年6月17日朝刊掲載)

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