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米軍機の騒音対策を 柳井住民 防衛局に要請へ

 山口県柳井市の旧大畠町の住民が、岩国市の米海兵隊岩国基地の米軍機とみられる航空機騒音問題を受け、対策を米軍に求めるよう中国四国防衛局に要請することが16日、分かった。自治会長約30人連名の書面を7月3日に提出する。

 要請は、①陸側を避けて海上を飛行②午後8時から午前6時までの飛行禁止③騒音基準の見直し―の3点。騒音測定器のある柳井市神代地区が主体となり、大畠、遠崎両地区の自治会も賛同した。

 防衛局への要請は初めて。神代地区の宮岬(みやばな)団地自治会の大越国義会長(65)によると、ヘリコプターなどの編隊が海岸沿いの上空を頻繁に通過。会話が聞き取れないほどの騒音が2年前から続いているという。大越会長は「睡眠を妨げられる時もある。飛行時間やルートの変更を求めたい」と話している。(井上龍太郎)

(2015年6月17日朝刊掲載)

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