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原爆文学資料を記憶遺産へ申請 広島の市民団体など

 広島文学資料保全の会(土屋時子代表)と広島市は17日、原爆詩人栗原貞子たち被爆作家3人の直筆文書3点について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の記憶遺産への登録を求める申請書を日本ユネスコ国内委員会に提出した。

 2017年の登録を目指す3点は、栗原の代表作「生ましめんかな」が記された創作ノート▽作家原民喜が小説「夏の花」の下敷きにした原爆被災時の手帳▽詩人峠三吉の「原爆詩集」の最終草稿―。

 同委員会は、19日までの公募に応じて申請のあった中から、9月に国内候補(2件まで)を選定。来年3月までにユネスコに申請する。(石井雄一)

(2015年6月18日朝刊掲載)

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