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歌と朗読で平和訴え 東区で「たけやぶ合唱祭」

■記者 畑山尚史

 歌と朗読を通じて平和を伝える「ピカドンたけやぶ合唱祭」が24日、広島市東区の牛田公民館であった。被爆者が逃れたという地元の竹やぶにちなみ、同公民館が毎年主催しており、住民たち約150人が参加した。

 合唱祭に合わせ、住民約50人と2~6年生の児童7人で合唱団をつくり、3月から練習してきた。竹やぶが題材の絵本「ピカドンたけやぶ」を基に創作した合唱劇を初披露し、「竹やぶはピカドンから命を守る」などと声をそろえて歌った。

 やけどをした少年が回復する姿を朗読した牛田小4年の大室元君(9)は「場面ごとに声の大きさを工夫した。よくできたと思う」と満足そうだった。合唱祭は6回目。絵本の作者はらみちをさん(83)も参加した。

(2011年7月25日朝刊掲載)

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