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被爆100年後 中央公園描く 市民コンペ72件展示 中区

■記者 野田華奈子

 被爆100年後にあたる2045年の中央公園(広島市中区)のデザインを考える市民参加型コンペの投票が24日、中区の市まちづくり市民交流プラザで始まった。地元建築家たちでつくる実行委員会が企画。応募作品の72件を展示し、投票を呼び掛けている。

 中央公園は、旧市民球場跡地や広島城などがある都心部の約42ヘクタール。会場に並ぶ作品は発想豊か。A4の紙4枚以内にイラストや文章で表現し、親水公園や平和を希求するタワーの建設、被爆後100年の歩みを語る施設などを提案している。

 公園の未来予想図を今月1~15日に募集したところ、広島や東京の大学生、建築家、市民から応募が相次いだため、急きょ展示を決めた。実行委の前岡智之会長は「広島の中心部であり、市民の関心も高い。まちづくりを議論するきっかけになれば」と話している。

 会場での作品公開は26日まで。ホームページ(HP)上でも公開している。8月1日まで投票してもらい上位5作品を選ぶ。さらに9月に上位作品の公開プレゼンテーションを実施し、2度目の投票を経て最優秀を発表する。投票には1口千円の個人協賛が必要。投票申し込みは展示会場とHPで受け付けている。実行委Tel082(291)7900。

(2011年7月25日朝刊掲載)

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