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水没飛行艇の写真公開 海自岩国

 海上自衛隊岩国基地(岩国市)は19日、訓練中に高知県沖で水没した救難飛行艇「US2」の胴体部を同基地に陸揚げしたと明らかにし、機体の写真を報道陣に公開した。

 同基地によると、14日に民間業者が機体の引き揚げ作業を開始。17日に胴体部を収容した。脱落し、海中に沈んでいるエンジンやプロペラ、コックピットなども近く引き揚げる。フライトレコーダーを機体から回収しており、海上幕僚監部の事故調査委員会が解析を進める。

 事故は4月28日に発生。乗組員19人は全員救助され、5人が打撲などの軽傷を負った。これまでの引き揚げにかかった費用の総額は1億7500万円に上るという。

(2015年6月20日朝刊掲載)

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