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　被爆７０年に合わせた広島市の全７１公民館の事業で、平和を願ってリレー形式で合唱する市民の姿を収めた映像が完成した。子どもからお年寄りまで１８１０人が熱唱している。２０日、各館や動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開される。

　タイトルは「歌でつなぐ平和への想（おも）い」で、「ひろしま平和の歌」や「青い空は」など平和をテーマにした全７曲を収録した。１曲を約１０館で分担。各館で活動する合唱クラブや有志の５～５９人のグループが歌声をつないでいる。

　各館で取り組む平和学習の成果を生かそうと企画。２月から４月にかけて公民館の内外で撮影した。市文化財団ひと・まちネットワーク部は「歌う様子を通じて、今の平和を感じてほしい」としている。公民館ではＤＶＤ＝写真＝で視聴できる。（高本友子）

（２０１５年６月２０日朝刊掲載）