×

ニュース

廃炉計画了解 2段階で必要 島根県が見解

 島根県は23日、中国電力が策定中の島根原子力発電所(松江市鹿島町)1号機の具体的な廃炉工程を示す「廃止措置計画」について、原子力規制委員会への提出前と認可後の2段階での了解が必要とする見解を示した。

 この日の県議会代表質問で溝口善兵衛知事が答えた。中電が規制委に申請する段階と、規制委が計画を認可した後の2段階で判断すると説明。「規制委の説明を受け、県議会、松江市、周辺自治体などに意見を聞いて、最終判断をする」と述べた。

 廃炉作業が長期間にわたる見通しのため、計画を見直し変更するケースも想定される。溝口知事は「変更の場合でもその都度、県の2段階の了解が必要」とした。

(2015年6月24日朝刊掲載)

年別アーカイブ