×

ニュース

「父と暮せば」 10~12日上演 広島

 演劇ユニット体温(広島市安佐北区)は7月10~12日、井上ひさし作「父と暮せば」を中区のJMSアステールプラザで上演する。

 舞台は昭和23(1948)年の広島。生き残ったことに後ろめたさを感じ、幸せになるのを拒む娘と、応援する父の姿を描く。大切な人を失い、心に傷を抱えながらも、前を向いて生きていこうとする人々の物語だ。

 体温は、被爆60年の初演の際、井上から「とにかくたくさん上演し、いろいろな人に伝えてほしい」と直接思いを託された。今公演で5度目。プロデューサー中井久美は「当時のリアルな心情を追求したい。井上さんの言葉を胸に、演じ続けたい」と力を込める。

 2800円、学生2300円(前売り各300円引き)。Tel090(1334)1111。

(2015年6月27日朝刊掲載)

年別アーカイブ