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ソマリア沖 海賊対処支援 13旅団先遣隊5人帰国 広島県海田

 アフリカ・ソマリア沖の海賊対処活動の支援隊としてジブチに派遣された陸上自衛隊第13旅団(海田町)の70人のうち6カ月の任務を終えた先遣隊の5人が帰国し、29日、海田市駐屯地で出迎え行事があった。

 5人は、隊員約300人の拍手を受けながら駐屯地内を行進。掛川壽一旅団長は「無事帰国し、うれしく思う」とねぎらった。

 補給などを担当した栗原洋介1尉(39)は「最高気温は50度近いが施設に恵まれ任務は遂行できた。再び機会があれば志願する」。通信などを担当した堺正志1尉(48)は「米、仏などの部隊とも情報交換やスポーツで交流があった。ストレスはさほど感じなかった」と話した。

 同旅団の海外派遣は1992年以来11回目。海上自衛隊の対潜哨戒機の格納庫の警備などを任務としている。残る65人は8月までに帰国する。(田中伸武)

(2015年6月30日朝刊掲載)

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