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東友会慰霊祭に250人 東京

■記者 山本洋子

 東京都原爆被害者団体協議会(東友会)は31日、千代田区の主婦会館で都原爆犠牲者慰霊祭・追悼のつどいを開いた。

 約250人が参加した。飯田マリ子会長(79)は、7月5日にあった原爆症認定集団訴訟の東京第3陣の判決などを報告。福島第1原発事故にも触れ「原爆も原発事故も同じヒバクシャ。原発の新設反対や政策の転換を求めていく」と述べた。

 都内在住の被爆者は3月末で7003人、平均年齢は76.2歳。前年同期より254人減った。今年2月に82歳で亡くなった藤平典(とうへいのり)・元会長の長女、北原暁子さん(57)が遺族代表としてあいさつし「被爆者として生きる意味を追求した父の思いを継承したい」と語った。

(2011年8月1日朝刊掲載)

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