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被爆者 平均80歳超す 3月末 手帳所持者9200人減

 被爆者の平均年齢は3月末時点で80・13歳となり、初めて80歳を超えたことが1日、厚生労働省の全国まとめで明らかになった。前年の79・44歳から0・69歳上昇。被爆70年を迎えて老いが一段と深まっている。

 47都道府県と広島、長崎両市が管理する被爆者健康手帳を持つ人(海外に住む人を含む)の2014年度末のデータを基に算出した。所持者数は18万3519人で、この1年で9200人減。最も多かった1980年度の37万2264人の半数を割った。

 自治体別で最多の広島市は5万8933人で、前年より2733人減った。平均年齢は0・65歳上がり79・58歳。同市を除く広島県内は1520人減の2万4434人で、平均年齢は0・60歳上がり、82・10歳となった。(田中美千子)

(2015年7月2日朝刊掲載)

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