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核廃絶へ決議案 5会派、提出申し合わせ

 広島県議会は1日の議会運営委員会で、被爆70年の節目に合わせ、核兵器廃絶と恒久平和を求める決議案を開会中の県議会定例会へ提出することを決めた。主要5会派が趣旨に賛同しており、採択される見通し。同内容の決議は、被爆50年だった1995年に採択されている。

 議会運営委員会には主要5会派の12人が出席。定例会最終日の3日に決議案を追加提出することを申し合わせた。決議案は「70年前、核兵器である原爆が投下され、広島の街は一瞬にして壊滅した」と回顧。世界には、依然として多くの核兵器が存在する現状を説明した上で、「全世界が核兵器廃絶と恒久平和の実現に向けて努力するよう要請する」と結んでいる。

 被爆者の高齢化が進む中、あらためて被爆地から核兵器廃絶に向けた決意を発信する狙いがある。そのために決議案では、各国のリーダーが広島を訪れ核兵器の非人道性を確認することも求めている。(新谷枝里子)

(2015年7月2日朝刊掲載)

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