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大型ヘリの配備 島根県も同意へ 空自美保基地

 島根県は3日、航空自衛隊美保基地(境港市)への陸上自衛隊大型輸送ヘリコプターCH―47の配備に同意する方針を明らかにした。今月中に中国四国防衛局に伝える。

 この日の県議会総務委員会で報告した。上空が飛行ルートとなる松江、安来両市から県に既に同意が伝えられており、両市の要望を基に作成した意見書を付け防衛局に回答する。

 意見書は5項目。通常訓練を住宅地上空では実施しないことや住民の安全確保、道路整備などに国の交付金が出る特定防衛施設関連市への指定を求めた。

 防衛局は昨年10月、CH―47の配備について、島根、鳥取両県に事前協議を申し入れた。防衛強化や中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)事故を含む災害対応が狙い。2018年度までに4機配備し、100人弱増員するとしている。鳥取県は6月30日に既に防衛局に同意を伝えている。

(2015年7月4日朝刊掲載)

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