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広島弁護士会が街頭で廃案訴え 安保法案

 広島弁護士会(木村豊会長)は3日、広島市中区の紙屋町交差点で、集団的自衛権の行使を可能とする安全保障関連法案の廃案を訴える街頭活動をした=写真。当面、毎週金曜の朝に続ける。

 所属する弁護士11人が参加。元会長の石口俊一弁護士たちが拡声器で「憲法9条の解釈を、時の政府の判断のみで変更することは許されない。立憲主義に反する」などと訴えた。通勤途中のサラリーマンたちに法案の閣議決定撤回を求める署名への協力を求め、反対集会などをPRするチラシやティッシュも配った。

 広島弁護士会は5月、法案に反対する決議を定期総会で採択している。平和・憲法問題対策委員会の工藤勇行委員長は「一人でも多くの国民が関心を持ち、法案の問題点を考えるきっかけになれば」と話していた。

(2015年7月4日朝刊掲載)

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