×

ニュース

被爆樹木 知って守ろう 市植物公園で治療活動など紹介 広島市佐伯区

 被爆樹木の現状や保護活動を伝える企画展が広島市佐伯区の市植物公園で開かれている。被爆70年に合わせて同園が企画した。8月16日まで。

 平和記念公園(中区)のアオギリ、白神社(同)のクスノキなど市内25カ所の被爆樹木や、被爆樹木の治療に取り組む樹木医の活動を紹介するパネル33枚を掲示。東区の饒津(にぎつ)神社で被爆したクロマツの切り株も展示する。被爆樹木の保存を支援する中国新聞社と中国四国博報堂(中区)の共同広告企画「緑の伝言プロジェクト」の過去10年分のポスター10点もある。

 安佐南区の会社員時津雅人さん(35)は「身近な場所に被爆樹木があると知って驚いた。平和を考えるきっかけになる」と話していた。入園料が必要。金曜休園。Tel082(922)3600。(河合佑樹)

(2015年7月4日朝刊掲載)

年別アーカイブ