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学ぼうヒロシマ 73中学に配布へ 中国新聞社制作 DVDも 山口

 中国新聞社は、中高生向けの平和学習新聞「学ぼうヒロシマ」約2万部と被爆証言などを収めたDVD約200枚を、新聞活用協定を結ぶ山口県東部10市町の中学校計73校に届ける。3日、防長本社の竹森俊之代表が岩国市教委を訪れ、佐倉弘之甫教育長に贈呈した。

 新聞はタブロイド判のカラー24ページ。核兵器廃絶と平和の尊さを次世代に伝える狙いで制作した。中高生のジュニアライターとともに被爆体験を聞く本紙連載企画「記憶を受け継ぐ」を、10人分掲載している。

 竹森代表は「戦後70年がたち、被爆者が少なくなっている。証言を中心に構成した」と説明。佐倉教育長は市内にある米海兵隊岩国基地に触れ、「授業に取り入れて歴史的な現実を踏まえながら、どこの国の人とも仲良くなれるよう平和を教えたい」と話した。(野田華奈子)

(2015年7月4日朝刊掲載)

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