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原爆ドーム100年 回顧 ゆかりの品紹介 旧日銀支店でNPO展示 広島市中区

 ことし誕生100年の原爆ドーム(広島市中区)を中心に広島の歴史を振り返る「広島100年展」が、旧日本銀行広島支店(同)で開かれている。NPO法人アートサロン広島(西区)の主催で7日まで。無料。

 ドームの前身、県産業奨励館を紹介する展示では、同法人の槙田千乃代表理事(69)の夫の祖母で、1943年まで奨励館で展示企画を担当したという槙田フミさんが自宅で保管していた私物を公開。館内に展示したという広島の伝統工芸品の銅蟲(どうちゅう)の花びんや、2代目館長の峰松真三郎たち関係者の集合写真、絵画など約45点が並ぶ。

 別に、ことし生誕100年の東区出身の歌手二葉あき子さんや、中区出身の加藤友三郎元首相の写真などの展示もある。訪れた西区の加藤允信さん(81)は「戦前を思い出し、感慨深い」と話した。午前10時~午後7時。日替わりで、原爆をテーマにした演劇や朗読劇の上演もある。(高本友子)

(2015年7月5日朝刊掲載)

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