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絵で語る戦争体験 蘭島閣美術館で企画展

■記者 小林可奈

 呉市下蒲刈町の蘭島閣美術館で1日、企画展「平和への祈り」が始まった。第2次世界大戦を経験した作家8人の油絵や日本画など12点を展示している。15日まで。

 軍需工場で働く少女を描いた東山魁夷の「戦時下の乙女」や、シベリア抑留の経験をモチーフにした香月泰男の「餓鬼」など戦争をテーマにした作品が並ぶ。広島市南区の会社員坂本典子さん(37)は「厳しい時代の様子が伝わってくる。平和の大切さを感じる」と話していた。

 2日と9日は休み。一般500円、高校生300円、小中学生200円。市内に住む高校生以下は無料。午前9時~午後5時。同館Tel0823(65)3066。

(2011年8月2日朝刊掲載)

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