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　広島市安佐南区沼田町の浄土真宗浄宗寺で４日、仏教婦人会の結成１００年を記念するコンサートがあった。住民たち約１５０人が参加し、大竹市在住のシンガー・ソングライターで僧侶の二階堂和美さん（４１）の歌声に聞き入った。

　二階堂さんはピアノやコントラバスの演奏に合わせ、アニメ映画「かぐや姫の物語」の主題歌「いのちの記憶」や、被爆７０年がテーマの「伝える花」など８曲を披露。「婦人会の活気で地域に元気を与え続けて」とエールを送った。ダンスや説法を交えたステージに会場からは歓声や拍手が起きた。

　婦人会は１９１５年１２月に発足。月１回、同町阿戸地区の門徒を回り、近況を聞く奉仕活動などをしている。西川富江会長（６０）は「婦人会は地域の見守りや絆を深める上で重要。若い人にも入会してほしい」と話した。

（２０１５年７月５日朝刊掲載）