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「平和への強い気持ちを」 新潟 ひろしま国記者、意見交換

■記者 増田咲子

 新潟県長岡市を訪れている「ひろしま国」(中国新聞連載)のジュニアライター2人は長岡空襲の日の1日、「ながおか平和フォーラム」に参加し、地元の中学生らと平和のためにできることについて意見を交わした。

 市や市民団体が主催したフォーラムは市内のホールであり、約400人が出席。ジュニアライターで、広島大付属中3年の大林将也君(14)は「自分たちで平和をつくり出す強い気持ちが必要」と呼び掛け、府中中3年の坂本真子さん(14)は「戦争中に広島や長岡であったことを互いに学び、それを周りの人に伝えることが大事だと思う」と訴えた。

 地元からは、市の派遣で広島市の6日の平和記念式典へ参列する中学生5人が考えを述べた。長岡南中2年の岸本啓子さん(14)は「原爆の問題について学び、さまざまな角度から戦争を考えるきっかけにしたい」と、広島への平和の旅に託す思いを表した。

 フォーラム第2部では、長岡への疎開体験がある作家半藤一利さんが「いま戦争と平和を語る」と題して講演した。

(2011年8月2日朝刊掲載)

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