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核廃絶願い 長崎へリレー 国民平和大行進が広島出発

 核兵器廃絶や平和を訴えて歩く日本原水協などの「国民平和大行進」広島―長崎コースの参加者が5日、広島市中区の平和記念公園を出発した。広島から山口、福岡、佐賀を経て長崎まで計5県の市民たちがリレー。8月6日に長崎市の平和公園にゴールする。

 出発式では、広島県原水協の高橋信雄代表理事が集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法案に触れ「戦後70年に法案を強行採決しようとしている。広島から平和な世界の実現を訴えよう」と呼び掛けた。約70人が横断幕を掲げて行進をスタート。「核兵器をなくそう」などと声を上げ、初日は廿日市市役所までの約10キロを歩いた。

 行進は1958年から開催されている。ことしは全国11コースに計約10万人が参加する。(和多正憲)

(2015年7月6日朝刊掲載)

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