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被爆70年の背番号「86」 カープ ユニホーム披露

 広島東洋カープは6日、原爆投下から70年となる8月6日にマツダスタジアムである阪神戦で着用する特別ユニホームを発表した。同日は平和への願いを発信する「ピースナイター」として、監督、コーチ、全選手が背番号「86」を背負う。公式戦でナインが同じ背番号でプレーするのはセ・リーグ初。

 白が基調のユニホームは、ともに赤い文字で、胸には「PEACE」、背番号の上には「HIROSHIMA」と記す。帽子には平和の象徴である白いハトのマークがあしらわれ、袖には原爆死没者数を刻む。

 前田健太投手(27)は「野球ができる喜びを感じながら、気持ちを一つにして戦う」。緒方孝市監督(46)は「歴史を継承し、次世代に引き継ぐことができれば」と平和への思いを語った。

 中国新聞社は、カープと復興の歩みをつづる「ピースカープタイムズ」を発行し、来場者に配布する。(山本修)

(2015年7月7日朝刊掲載)

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