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証言基に短編動画 広島国際学院大生ら 被爆70年 専門生かし発信

 広島国際学院大(広島市安芸区)で映像編集などを学ぶ学生6人が、被爆者インタビューなどの短編動画を製作した。近く南区のJR広島駅南口地下広場で公開する。

 動画は20秒で、3パターンを製作。被爆当時中学生だったという女性は「あの光景は誰にも見せたくない」と話し、焼け野原になった広島の街を描いたアニメーション映像も盛り込んでいる。

 同大大学院工学研究科の末房守さん(23)が学内で呼び掛け、映像編集やアニメーション制作などを専攻する学生が約半年かけて製作した。地下広場に同大が設置する縦0・7メートル、横4・2メートルのモニターで上映する。末房さんは「被爆70年を機に同世代の若者に見てほしい」と話している。(土井和樹)

(2015年7月7日朝刊掲載)

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