×

ニュース

島根県議会総務委が視察 島根原発の安全対策は

 島根県議会総務委員会(山根成二委員長)は6日、中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)の安全対策の状況を視察した。

 委員7人に加え、県議6人も参加。島根原発の北野立夫所長から説明を受けながら、事故時に指揮命令拠点となる免震重要棟や、発電機を積んだ車両などの設備を見学した。

 視察後、山根委員長は「安全対策は相当進んでいる印象を受けた」と話した。6月30日に明らかになった低レベル放射性廃棄物の処理をめぐる虚偽記録問題にも言及。「遺憾の極み。しっかりした事実調査を強く望む」と訴えた。

 中電常務の古林行雄島根原子力本部長は「県民に心配を掛け申し訳ない」とあらためて陳謝した。同委員会の視察は2013年10月以来1年9カ月ぶり。県議選後に委員が交代したことなどから実施した。(秋吉正哉)

(2015年7月7日朝刊掲載)

年別アーカイブ