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タンザニアでの活動 報告 口和出身・大田さん 庄原市役所訪問

 国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員としてタンザニアに赴任していた庄原市口和町出身のシステムエンジニア大田遥さん(28)が6日、庄原市役所を訪れ、矢吹有司副市長に帰国報告した。

 大田さんは、埼玉県のソフトウエア会社を休職して2013年7月からことし6月まで同国の国立中央図書館で、蔵書登録や貸し出しのシステム構築に携わった体験などを説明。「日本に比べてゆっくりしている仕事のペースに最初は苦労した。海外で仕事を進める上では、柔軟な対応力も大切だと知った」と話した。

 広島市の原爆資料館から資料を取り寄せて、帰国直前の6月上旬、原爆展を開いたことも紹介。「原爆の惨状を知らない人も多かった。現地で活動する広島出身の隊員に続けてもらえるよう期待している」と述べた。(伊東雅之)

(2015年7月7日朝刊掲載)

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