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平和交流 インドの夏 中3市内の2人 現地の学校行事参加へ

■記者 榎本直樹

 広島市西区の広島なぎさ中3年佐々木玲奈さん(14)と安佐南区の城南中3年仲道真人君(15)が、4日からインド北部のラクナウ市を訪れ、現地の学校の平和行事に参加する。中学生の視点で被爆の歴史や復興の歩みを伝える。

 2人は、一貫校のシティー・モンテッソーリ・スクールの招待を受けた。平和行事は8日に開かれ、広島での被爆体験の継承や復興した街の様子、現在の学校生活などを生徒たちに発表する。

 インド訪問は、平和について学習を続ける佐々木さんが希望。母由美子さん(43)の知人の仲介で実現した。出身地のインド南部で昨年、原爆展を開いた会社員ジェームス・ジョーセフさん(54)=海田町=に同行を頼んだ。

 佐々木さんは「インドの平和に対する考え方や文化の違いを知りたい」。仲道君は「広島の今や原爆をどう伝えるかを考える機会にしたい」と交流を楽しみにしている。

(2011年8月2日朝刊掲載)

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