×

ニュース

広島市長、原爆養護ホーム訪問 「平和宣言で思い世界へ」

 広島市の松井一実市長は2日、安芸区矢野東の原爆養護ホーム矢野おりづる園を訪れ、入園者100人を見舞った。21日までに市内の他の3カ所の原爆養護ホームと広島赤十字・原爆病院も回る。

 松井市長はホールに集まった車いすの入園者を前に「70年目の平和宣言で、被爆者の思いを世界にどう伝えるか悩んでいる。被爆者の援護を考えるのも市長の使命。皆さんも体を大切に」と話した。

 その後、1人ずつと握手し居室も巡回した。代表として見舞金を受け取った福馬護さん(88)は「務めを果たして」と求めた。

 園の入り口では昨年12月に天皇皇后両陛下が来園した記念碑の除幕式もあった。(田中伸武)

(2015年7月3日朝刊掲載)

年別アーカイブ