原爆忌70年 平和誓う 浄土宗広島教区が法要
15年7月8日
広島県内の浄土宗広島教区(75寺)が7日、広島市中区の県民文化センターで、「ヒロシマ原爆忌・戦没者慰霊70周年大法要」を営んだ。浄土宗(総本山・知恩院、京都市東山区)トップの伊藤唯真・浄土門主(84)が導師を務め、檀信徒や僧侶たち約600人が平和への思いを新たにした。
伊藤浄土門主は、ステージに組まれた祭壇でお勤めを終えた後、「悲惨で残酷な核兵器の使用が繰り返されれば人類の未来はない。核兵器の非人道性と命の尊さを世界の人々に訴え、平和を求めることが被爆された方々の心に応えることになる」と強調。「法要を契機にあらためて、核兵器廃絶と、地球規模の恒久平和の実現に一層の尽力を」と呼び掛けた。
門主を招いての被爆者の慰霊法要は1994年の五十回忌以来。平和への思いを次世代に継承する場にと企画した。(桜井邦彦)
(2015年7月8日朝刊掲載)
伊藤浄土門主は、ステージに組まれた祭壇でお勤めを終えた後、「悲惨で残酷な核兵器の使用が繰り返されれば人類の未来はない。核兵器の非人道性と命の尊さを世界の人々に訴え、平和を求めることが被爆された方々の心に応えることになる」と強調。「法要を契機にあらためて、核兵器廃絶と、地球規模の恒久平和の実現に一層の尽力を」と呼び掛けた。
門主を招いての被爆者の慰霊法要は1994年の五十回忌以来。平和への思いを次世代に継承する場にと企画した。(桜井邦彦)
(2015年7月8日朝刊掲載)