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米国人教師に「被爆」説明 平和公園で広島大付属三原中生

 広島大付属三原中(三原市)の3年生約80人が7日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、来日中の米国人教師たち27人に被爆状況などについて説明した。

 20班に分かれ、園内の被爆樹木や原爆資料館を巡って英語で案内した。天埜紫諸莉さん(14)は「戦争や原爆の捉え方は違っても、平和への思いは一緒という気持ちは伝わったと思う」と話した。

 同校は2004年から平和学習と英語力の向上を目的に同公園で外国人を案内している。米国の27人は平和教育の研究などのため訪れた中学、高校の教師たち教育関係者。

 スミス大で平和研究をしているアン・プレスコットさん(54)は「子どもたちが学び、語り継いでいく活動は貴重。広島で学んだことを母国でも生かしたい」と話した。(藤田智)

(2015年7月8日朝刊掲載)

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