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慎重審議求める意見書案を否決 安保関連法案 岡山県議会閉会

 岡山県議会は7日、2015年度一般会計補正予算案など22議案を可決し、定例会を閉会した。安全保障関連法案の慎重審議を求める意見書案は賛成少数で否決したほか、同法案の廃案などを求める請願1件、陳情3件も不採択とした。

 安全保障関連法案の慎重審議を求める意見書案は「平和憲法のもと海外で武力行使を行わないという原則を大きく転換する問題の多い法案」として民主・県民クラブが提出。共産党県議団も賛成した。

 多数の議席を占める自民党県議団や公明党県議団などが「隙間のない安全保障体制の構築は国会の責務。今回の法案は憲法9条の根幹を維持している」と反対し、否決した。

 木幡浩副知事(54)の後任に総務省高度通信網振興課長の宮地俊明氏(48)を充てる選任同意案も可決した。(永山啓一)

(2015年7月8日朝刊掲載)

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