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原爆ドームに反核リボン 来月2日 被爆者女性ら参加募る 広島市中区

 被爆者女性たちでつくる「ヒロシマ・平和リボンの会」が8月2日、核兵器廃絶や平和への願いを込めた布製の「リボン」で原爆ドーム(広島市中区)を囲む。8日、広島市役所で記者会見し、リボンの提供や参加を呼び掛けた。

 リボンは長方形で縦50センチ、横100センチに統一し、イラストを描いたり、メッセージを刺しゅうしたりと表現は自由。当日は午前8時から、約200枚をひもでつないでドームを囲み、原爆投下時刻の15分に黙とうする。

 米国の平和運動家ジャスティン・メリットさんが1985年にワシントンで国防総省の建物を手作りのリボンで囲み、反戦、反核を訴えたのを先例に、90年に、女性被爆者7人が同会を結成し、5年に1度ドームを囲む。渡辺美代子代表(85)=西区=は記者会見で「核兵器は絶対に使ってはいけない。多くの人が参加してほしい」と訴えた。

 リボンは当日持ち込みも可能。木下りつ子さんTel082(255)8819。(高本友子)

(2015年7月9日朝刊掲載)

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