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原発の再稼働「判断に影響」 虚偽記録で島根知事

 中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)の低レベル放射性廃棄物の処理をめぐる虚偽記録問題で、島根県の溝口善兵衛知事は8日、中電の今回の対応が「原発2号機の再稼働をめぐる県の判断に影響を与える」との見解を示した。

 この日の会見で述べた。現在、再稼働に向け原子力規制委員会の審査を受けている2号機について、溝口知事は「当然、規制委員会の審査の中に(今回の問題のことも)入る。再稼働は、審査結果を受け、中電の対応も聞きながら総合的に判断する」と述べた。

 「人が操作するもので、機械だけ見ても駄目だ。機械を使用する人と使用の仕方も大事な要素だ」と述べ、「規制委には、ハードだけでなくソフト面の対応策もきちんと見てほしい」と要望した。

(2015年7月9日朝刊掲載)

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